転職活動でChatGPTをどう使ったのかを、20代転職の実体験ベースでまとめます。自己分析、職務経歴書、履歴書、求人探し、企業研究、面接対策、退職理由の整理まで、AIを使った流れと注意点を紹介します。
この記事でわかること
この記事では、私が転職活動でChatGPTをどのように使ったのかを、全体の流れとしてまとめます。
これまでの記事では、自己分析、職務経歴書、履歴書、求人探し、企業研究、面接対策、退職理由の整理など、それぞれの場面ごとにChatGPTの使い方を書いてきました。
今回は、それらを一つにつなげて、
「転職活動全体の中で、AIをどこに使うと便利だったのか」
を整理します。
私自身、人材業界からコンサル業界への転職を考えたとき、最初は何から始めればいいのか分かりませんでした。
転職エージェントに相談する。
自己分析をする。
職務経歴書を作る。
求人を見る。
企業研究をする。
面接対策をする。
退職理由を整理する。
やることはたくさんあります。
その中で、かなり役立ったのがChatGPTでした。
ただし、最初に伝えておきたいのは、AIだけで転職活動が完結したわけではないということです。
ChatGPTはかなり便利です。
でも、求人の選び方、自分の市場価値、企業ごとのリアル、面接での伝わり方など、AIだけでは判断しきれない部分もあります。
私の場合は、
AIで整理する。
自分の言葉に直す。
必要に応じて人に確認する。
最後は自分で判断する。
この流れで進めました。
この記事では、転職活動でChatGPTを使った場面を、実際の流れに沿ってまとめます。
AIは転職活動の「代行」ではなく「整理役」として使った
まず、私が転職活動でAIを使うときに意識していたのは、AIにすべてを任せないことです。
ChatGPTに、
「私に合う会社を決めてください」
「この会社に転職すべきですか」
「職務経歴書を完成させてください」
と丸投げするのは、あまり良くないと思っています。
なぜなら、転職は自分の人生に関わる判断だからです。
AIは情報を整理することや、文章のたたき台を作ることは得意です。
でも、自分がどんな働き方をしたいのか、どんな環境で成長したいのか、どの会社を選ぶのかまでは、最終的に自分で考える必要があります。
私にとってChatGPTは、転職活動の代行者ではありませんでした。
むしろ、頭の中を整理するための壁打ち相手でした。
自分の経験を言語化する。
職務経歴書のたたき台を作る。
求人票を整理する。
面接で聞かれそうな質問を出す。
退職理由をネガティブに聞こえにくい形へ整える。
こうした作業を進めるうえで、ChatGPTはかなり役立ちました。
ただ、最後は必ず自分の言葉に直しました。
そして、不安な部分は転職エージェントや信頼できる人にも確認しました。
この使い方が、自分には一番合っていたと思います。
Step1:最初に使ったのは自己分析だった
転職活動で最初にChatGPTを使ったのは、自己分析です。
転職を考え始めたとき、私は自分に何ができるのか、何を強みとして伝えればいいのかが分かりませんでした。
人材業界で働いていた経験はあります。
でも、その経験を別業界でどう伝えればいいのかが分かりませんでした。
特に、コンサル業界への転職を考えていたので、
人材業界での経験はコンサル職に活かせるのか。
どの経験を強みとして伝えるべきなのか。
逆に足りない経験は何なのか。
このあたりを整理する必要がありました。
そこで、まずは自分の業務経験を箇条書きで書き出しました。
担当していた業務。
関わったプロジェクト。
改善したこと。
数字で説明できる成果。
チーム内での役割。
上司や同僚から評価されたこと。
苦労したこと。
工夫したこと。
失敗したこと。
そこから学んだこと。
こうした内容をChatGPTに入れて、職務経歴書に書けそうな経験や、面接で話せそうな強みを整理してもらいました。
自己分析でAIを使って良かったのは、自分では当たり前だと思っていた経験に名前をつけられたことです。
たとえば、ただ「日々の業務改善をしていた」と思っていたことも、整理すると、
業務プロセスの改善。
関係者を巻き込んだ運用改善。
課題発見から改善施策の実行。
というように、転職活動で使いやすい表現になります。
もちろん、AIが出した言葉をそのまま使うのではなく、自分の実態に合うように直しました。
ただ、最初の整理としてはかなり役立ちました。
【関連記事:ChatGPTで自己分析する方法|20代の転職活動で実際にやったスキルの棚卸し】
Step2:職務経歴書のたたき台を作った
自己分析で経験を整理した後は、職務経歴書の作成にChatGPTを使いました。
転職活動で一番悩んだ書類は、職務経歴書でした。
履歴書は、学歴や職歴などの事実を中心に書く書類です。
一方で、職務経歴書は、自分が何をしてきて、何ができるのかを伝える書類です。
だからこそ難しいです。
自分の経験をどう見せればいいのか。
どの実績を強調すればいいのか。
人材業界での経験をコンサル業界向けにどう表現すればいいのか。
かなり悩みました。
そこで、自己分析で整理した内容をもとに、ChatGPTに職務経歴書のたたき台を作ってもらいました。
ただし、ここでも丸投げはしていません。
まずは自分で業務経験をできるだけ具体的に書く。
それをChatGPTに整理してもらう。
職務要約、業務内容、実績、強みの形に整える。
その後、自分の言葉に直す。
この流れです。
特に便利だったのは、人材業界の経験を別業界でも伝わる表現に変換できたことです。
たとえば、
「メルマガ配信をしていました」
という経験も、書き方を変えると、
「ターゲットに応じたメール施策の企画・配信・改善を担当」
になります。
さらに、
「配信結果をもとに開封率やクリック率を確認し、件名や訴求内容の改善を行った」
と書けば、改善経験としても伝えられます。
同じ経験でも、書き方によって印象は大きく変わります。
ChatGPTは、その書き換えの壁打ち相手としてかなり役立ちました。
ただし、実績を盛りすぎないことは強く意識しました。
AIは文章をきれいに整えてくれますが、実態より大きく見える表現になることもあります。
面接で深掘りされたときに答えられない表現は使わない。
これはかなり大事だと思います。
【関連記事:ChatGPTで職務経歴書を作る方法|20代転職で実際にやった経験の整理と書き方】
Step3:履歴書の志望動機と自己PRを整えた
職務経歴書を作った後は、履歴書にもChatGPTを使いました。
履歴書は職務経歴書ほど自由度が高くありません。
ただ、志望動機や自己PRは意外と悩みます。
志望動機をどう書けばいいのか。
自己PRは職務経歴書と同じでいいのか。
本人希望欄には何を書けばいいのか。
こうした部分で手が止まりました。
ChatGPTには、履歴書の志望動機や自己PRのたたき台を作ってもらいました。
ただし、これも職務経歴書と同じで、そのまま使ったわけではありません。
AIが作る志望動機は、きれいにまとまります。
でも、少し一般的になりやすいです。
「貴社の理念に共感しました」
「成長環境に魅力を感じました」
「これまでの経験を活かして貢献したいです」
こうした表現だけだと、他の人と似てしまいます。
だから、AIでたたき台を作った後、自分が本当にその会社に興味を持った理由や、自分の経験とのつながりを入れるようにしました。
履歴書では、職務経歴書との一貫性も大切です。
履歴書の自己PRでは「課題整理力」を強みとしているのに、職務経歴書にその根拠となる経験が書かれていないと、少し違和感があります。
ChatGPTには、履歴書と職務経歴書の内容を比較して、一貫性があるかも確認してもらいました。
この使い方はかなり便利でした。
【関連記事:ChatGPTで履歴書を作る方法|20代転職で志望動機・自己PRを整える手順】
Step4:求人票を整理するために使った
転職活動では、求人を見る時間もかなり長くなります。
ただ、求人票は見れば見るほど迷います。
どの求人も良さそうに見える。
未経験歓迎と書いてあるけれど、本当に未経験でも大丈夫なのか分からない。
仕事内容が具体的にイメージできない。
同じコンサルタントという職種名でも、会社によって中身が違う。
こうした悩みがありました。
そこで、求人票をChatGPTに貼り付けて整理してもらいました。
具体的には、
この仕事の主な仕事内容。
求められている経験・スキル。
自分の経験と合いそうな点。
足りなさそうな経験。
応募前に確認した方がいいこと。
面接で聞かれそうなこと。
こうした項目に分けて整理してもらいました。
求人票を読むときは、どうしても良い言葉に引っ張られます。
成長環境。
裁量がある。
若手が活躍。
未経験歓迎。
幅広い業務に関われる。
こうした言葉は魅力的ですが、具体的に何を意味しているのかは確認が必要です。
ChatGPTを使うことで、求人票を少し冷静に読めるようになりました。
ただし、求人票だけで応募先を決めることはしませんでした。
実際の選考難易度や、求人の背景、企業ごとのリアルは、求人票だけでは分からないからです。
AIで整理しつつ、必要に応じて転職エージェントにも相談する。
この流れが良かったと思います。
【関連記事:ChatGPTで求人探しはできる?AIで求人を整理しつつ、最後は人に相談した話】
Step5:企業研究と志望動機作成に使った
求人を見た後は、企業研究にもChatGPTを使いました。
企業研究は、ただ会社のホームページを見るだけでは不十分です。
会社が何をしているのか。
どんな顧客課題を解決しているのか。
今回の求人で何を求めているのか。
自分の経験とどこがつながるのか。
面接で何を聞くべきなのか。
ここまで整理する必要があります。
私の場合、企業ホームページや求人票の内容をChatGPTに貼り付けて、
事業内容。
解決している課題。
求人で求められている役割。
自分の経験との接点。
志望動機に使えそうなポイント。
逆質問に使えそうなポイント。
を整理してもらいました。
企業研究で大事なのは、情報を集めることだけではありません。
その会社の情報と自分の経験をつなげることです。
「この会社はこういう事業をしています」
だけでは面接では弱いです。
そこから、
「だから自分はこの会社に興味を持った」
「現職で培った経験がこの業務で活かせそうだと思った」
「入社後はこういう領域に挑戦したい」
までつなげる必要があります。
この接点を探す作業に、ChatGPTはかなり役立ちました。
ただし、企業情報は必ず公式サイトや求人票で確認しました。
AIの回答だけで企業研究を終わらせるのではなく、公式情報をもとに整理する。
この使い方が大事だと思います。
【関連記事:ChatGPTで企業研究する方法|面接前に調べるべきポイントと使ったプロンプト】
Step6:面接対策で想定質問を作った
ChatGPTを使って一番実践的だったのが、面接対策です。
職務経歴書や履歴書を作ると、書類上ではきれいに整理されたように見えます。
でも、面接で話せるかは別です。
文章では書けても、口に出すとうまく説明できないことがあります。
そこで、ChatGPTに面接官役をお願いしました。
職務経歴書を貼り付けて、
この内容を読んだ面接官が聞きそうな質問を出してください。
コンサル職の面接で深掘りされそうな点を教えてください。
回答に対して面接官目線で改善点を指摘してください。
やや厳しめに評価してください。
という形で使いました。
特に良かったのは、深掘り質問を出してもらえることです。
たとえば、
なぜ人材業界からコンサル業界へ転職したいのか。
現職では実現できないことは何か。
業務改善の中で自分が主導した範囲はどこか。
成果を数字で説明できるか。
コンサル職に必要なスキルのうち、現時点で足りないものは何か。
こうした質問は、事前に考えておかないと答えに詰まりやすいです。
AIに厳しめに深掘りしてもらうことで、自分の回答の弱い部分が見えました。
ただし、面接はテキストだけでは完結しません。
声のトーン、話すスピード、表情、会話の流れなどは、AIでは練習しきれない部分もあります。
だから、AIで回答を整理しつつ、人にも確認してもらうことが大切だと感じました。
【関連記事:ChatGPTで面接練習する方法|20代転職で実際にやった想定質問と回答整理】
Step7:退職理由をネガティブに聞こえない形へ整えた
退職理由の整理にもChatGPTを使いました。
転職活動では、ほぼ必ず退職理由を聞かれます。
「なぜ転職したいのですか?」
「なぜ今の会社を辞めようと思ったのですか?」
「現職では実現できないことは何ですか?」
この質問にどう答えるかは、かなり大事です。
私の場合、現職に大きな不満があったわけではありません。
ただ、このまま今の延長線上で働き続けることには不安がありました。
もっと成長できる環境に挑戦したい。
AI時代に対応できるスキルを身につけたい。
より深く課題解決に関われる仕事をしたい。
こうした気持ちがありました。
ただ、そのまま話すと少し抽象的になります。
また、「今の会社では成長できない」と言い切ると、現職への不満に聞こえる可能性もあります。
そこで、まず本音をChatGPTに入れて整理しました。
そのうえで、
ネガティブに聞こえそうな部分。
前向きな理由に変換できる部分。
面接で深掘りされそうな質問。
志望動機とのつなげ方。
を整理してもらいました。
退職理由で大事なのは、本音を消すことではありません。
本音を相手に伝わる形へ整えることです。
AIはこの変換作業にかなり向いていました。
ただし、最終的には自分の言葉で話せるように直しました。
【関連記事:ChatGPTで退職理由を整理する方法|ネガティブに聞こえない伝え方を考える】
AIを使って良かったこと
転職活動でAIを使って良かったことは、大きく3つあります。
一つ目は、作業のハードルが下がったことです。
自己分析も、職務経歴書も、面接対策も、ゼロから一人で始めるのはかなり大変です。
でも、ChatGPTにたたき台を作ってもらうと、最初の一歩がかなり楽になります。
二つ目は、自分の経験を客観的に見られたことです。
自分では当たり前だと思っている経験でも、AIに整理してもらうと、強みとして見えることがあります。
逆に、自分では強みだと思っていたことが、少し抽象的だと気づくこともあります。
三つ目は、面接前に弱点を見つけられたことです。
AIに深掘り質問を出してもらうことで、答えに詰まりそうな部分を事前に確認できました。
これはかなり大きかったです。
転職活動では、自分一人で考えていると、都合の良い見方になりがちです。
AIに質問してもらうことで、自分の回答の穴が見えやすくなりました。
AIだけでは足りなかったこと
一方で、AIだけでは足りないこともありました。
まず、自分の市場価値はAIだけでは判断しきれません。
自分の経験が転職市場でどの程度評価されるのか。
どの求人なら通過可能性があるのか。
どの業界や職種が現実的なのか。
こうしたことは、求人票やAIの整理だけでは分かりにくいです。
次に、企業ごとのリアルもAIだけでは分かりません。
求人の背景。
選考で見られるポイント。
実際の働き方。
企業ごとの面接傾向。
こうした情報は、人に確認した方がいい場面があります。
最後に、面接での伝わり方もAIだけでは不十分です。
文章として良い回答でも、実際に口に出すと不自然なことがあります。
面接は会話なので、相手の反応を見ながら話す必要があります。
だからこそ、私はAIだけに頼り切るのではなく、転職エージェントや信頼できる人にも相談しました。
AIで整理する。
人に確認する。
最後は自分で判断する。
このバランスが大切だと思います。
【関連記事:20代におすすめの転職エージェント比較】
転職活動でAIを使うときの注意点
転職活動でAIを使うときには、注意点もあります。
まず、AIが作った文章をそのまま使わないことです。
ChatGPTは整った文章を作るのが得意です。
でも、その文章が自分の実態とズレていることがあります。
実際には少し関わっただけの業務なのに、まるで主導したような表現になることもあります。
そうした文章をそのまま使うと、面接で深掘りされたときに困ります。
次に、個人情報や機密情報の扱いには注意することです。
職務経歴書や求人票を入力する場合は、会社名、個人名、取引先名、非公開情報などをそのまま入れないように気をつける必要があります。
最後に、AIの回答を正解だと思い込まないことです。
AIは便利ですが、最終判断をしてくれる存在ではありません。
転職するかどうか。
どの会社に応募するか。
内定を受けるかどうか。
こうした判断は、自分で考える必要があります。
AIはあくまで整理役です。
自分の考えを深めるために使うのが良いと思います。
まとめ:AIは転職活動をかなり進めやすくしてくれる
転職活動でChatGPTを使ってみて感じたのは、AIはかなり強力な相棒になるということです。
自己分析。
職務経歴書作成。
履歴書作成。
求人整理。
企業研究。
面接対策。
退職理由の整理。
どの場面でも、ChatGPTは役立ちました。
特に、転職活動で何から始めればいいか分からない人にとって、AIは最初の一歩を軽くしてくれる存在だと思います。
ただし、AIだけで転職活動を完結させるのはおすすめしません。
AIは整理するのが得意です。
でも、自分の市場価値、求人の背景、企業ごとのリアル、面接での伝わり方は、人に確認した方がいい場面もあります。
だからこそ、
AIで効率化する。
自分の言葉に直す。
人に確認する。
最後は自分で判断する。
この流れが大切だと思います。
私自身、人材業界からコンサル業界への転職を進める中で、この使い方がかなり合っていました。
転職活動で何から始めればいいか分からない人は、まず自分の経験を書き出して、ChatGPTに整理してもらうところから始めてみてください。
そこから職務経歴書、求人探し、企業研究、面接対策へと少しずつ進めていけば、転職活動の全体像が見えやすくなるはずです。
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ここまでAIを使った転職活動の流れをまとめました。
次の記事では、実際に退職を伝えるときに悩んだことや、上司に退職を伝えるタイミング、伝え方についてまとめます。
【関連記事:上司に退職を伝えるタイミングと伝え方|実際に悩んだことと準備したこと】
また、転職活動を一人で進めるのが不安な方は、転職エージェントに相談して市場価値や求人の方向性を確認するのも一つの方法です。
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